COO-019 J.S.バッハ フルート独奏による無伴奏チェロ組曲(パウル・マイゼン編)（新谷要一/J.S.バッハ/CD）

「音楽の父」ことバッハは、鍵盤以外の楽器にも臆する箏なく、伴奏なしの独奏曲をいくつも書いたものでした。そうした無伴奏作品の中でもとりわけ有名なのが、チェロのための六つの組曲ー不思議なことに、そこには和音奏法がほとんど盛り込まれていないにもかかわらず、しばしば、まるで一度にいくつものメロディが同時に響いているように感じられるのです。この妙なる「ひとふでがきの音楽」を、チェロの中低音から、軽やかに舞う王オン楽器の音色に移し変えてみたとしたら・・・？
虚空にふわりと息づく、その対位法の綾を静かに織り上げてゆくのは、倍音ゆたかなフルートの、さりげなく練り上げられてた語り口。みずみずしく生まれ変わる作品像の向こうに垣間見える、あまりにも精緻な、ゆるぎないバッハ芸術の粋ー意外なものと、変わらないもの、驚くべき音響芸術が、ここに。【録音技師：小川洋】

正　題： J.S.バッハ：フルート独奏による無伴奏チェロ組曲(パウル・マイゼン編)
副　題：
作　曲： J.S.バッハ
編　曲： パウル・マイゼン
作　詩：
編　成：フルート
演　奏：新谷要一（フルート）
収録曲：
J.S.バッハ作曲（編曲：パウル・マイゼン）
1. 無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
2. 無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
3. 無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010
作曲年：
演奏時間：
録　音：2008年4月4日、日本大学カザルスホール
制　作：
販　売：株式会社マーキュリー
枚　数：１枚組
備　考：